LINE証券は、LINEグループと野村ホールディングスが共同で設立した国内ネット証券のことです。
スマートフォンでの操作に特化したサービスであることが特徴です。
LINE証券の特徴とメリット
1株からと少額投資ができる
LINE証券では1株から株を売買することができます。
みずほフィナンシャルグループなど銘柄によっては、数百円で株を購入することが可能です。
一般的な株取引では100株単位での取引となるため、最低でも数万円が必要となることが多いです。
LINE証券では少額からはじめられるので、気軽に株投資を行えることがメリットになります。
既存のサービスでは、SBIネオモバイル証券が同じく1株から売買できるようになっています。
このレベルの会社ならLINE証券あたりで上場後すぐに1株単位で変えるようになると思うのでそれなら数千円で買えますね 端株やと売買にも多少不利がありますが 株主には違いないですw 配当ももらえます(出てれば)
— へろんぽらん@最底辺投資家 (@heroherogreen) April 4, 2021
投資対象は選び抜かれた銘柄
LINE証券で投資できる銘柄は、国内上場企業から厳選された215銘柄となっています。
主な取り扱い銘柄 | |
---|---|
積水ハウス | カルビー |
明治ホールディングス | カカクコム |
ディー⋅エヌ⋅エー | アサヒグループ |
伊藤園 | 日本マクドナルド |
カゴメ | マツモトキヨシ |
ZOZO | すかいらーく |
セブン&アイホールディングス | マツモトキヨシ |
カゴメ | スシローグローバル |
電通 | メルカリ |
花王 | オリエンタルランド |
ラウンドワン | ヤフー |
サイバーエージェント | 楽天 |
リクルートホールディングス | パナソニック |
ソニー | トヨタ自動車 |
任天堂 | イオン |
オリックス | KDDI |
吉野家 | ソフトバンクグループ |
神戸物産 | ビックカメラ |
ゆうちょ銀行 | 三井住友FG |
上記以外にも誰もが知っているような有名企業に絞られているので、一から多くの銘柄を調べる必要がないことが利点となります。
どれも業績が安定している大企業なので、破綻リスクは小さく安心して取引できることも魅力です。
任天堂(11%)、ソースネクスト(3%)はスイングで利益確定。ワークマンはデイトレで1.5%、伊藤園は0.2%で利益確定。この1週間は利益パーフェクト。スイングとデイを分けて投資するようになってから楽になった。#LINE証券 pic.twitter.com/KkkgLEI8W6
— ミニミニ (@ghXO87fqwYVN3e0) 2019年11月1日
一部のETFも取引できる
LINE証券では個別銘柄だけでなく、ETF(上場投資信託)も投資可能です。
取り扱いETF | |
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TOPIX上場 ETF (TOPIX連動型上場投資信託) | 東証REIT ETF (NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信) |
日経Wインバース ETF (NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信) | 米国債7-10年ETF (iシェアーズ ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)) |
金ETF (純金上場信託(現物国内保管型)) | ナスダック100 ETF (NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信) |
NYダウETF (NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信) | 日経レバレッジ ETF (NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信) |
原油ETF (NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信) | S&P500ETF (iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF) |
※()内は投資対象の正式名称。
ETFとは市場に上場している投資信託のことで、一つのETFで多くの銘柄に分散投資できることが特徴です。
幅広く分散されているので、個別銘柄よりもリスクを抑えて運用することが可能です。
LINE証券では株式(TOPIX上場 ETF)はもちろん、不動産(東証REIT ETF)、米国債券(米国債7-10年ETF)、ゴールド(金ETF)にも投資できるので、何に投資すればいいかわからない方はまずはETFを購入することをおすすめします。
LINE証券保有銘柄も好調。
やっと原油ETFが戻ってきた。
平均73円で買ったことになるからプラ転まであともうちょい。— あおみ@株垢 (@a_aomi_a) 2020年4月30日
平日夜21時まで注文可能
LINE証券では夜の21時まで注文が可能となっています。
一般的な証券会社では市場が開いている15時までしか取引できないため、日中取引できない方でも余裕をもって投資できることがメリットになります。
日中取引 | 夜間取引 |
---|---|
・9時~11時20分 ・11時30分~12時20分 ・12時30分~14時50分 | 17時~21時 |
現在のところ、夜間取引ではETFを扱っていないことに注意が必要です。(個別銘柄は取引可)
個々のライフスタイルにあわせて株の売買が行えることがLINE証券の強みと言えるでしょう。
LINE Payに残っていた残高でライン証券でETFと投資信託を買ってみた。まぁ少額なので、お試しだけど。普段は海外使ってるからたまには安定志向のものもいいかなと。#LINE証券
— mileheart海外FX!andマラソンランナー (@Mileheart) 2020年1月28日
#LINE証券
・LINEアプリ内で使える(ペイと同じ方式)
・8月20日時点ではAndroid版のみ
・銘柄は100程度のETFと株式に絞ってある
・手数料無料と謳っているがスプレッドあり
・購入単位は1株から500株まで(1注文あたり)
・17〜21時も取引可(LINE相手のOTC)— ichiba (@tichiba) 2019年8月20日
LINE Payで入出金できる
投資資金の入金はLINE Payから無料で行えます。
LINEペイを普段から利用している方には利便性が高いと言えますね。
またネット銀行を含む銀行振込も可能となっています。
銀行によっては振込手数料が発生してしまうので、できればLINE Payを利用して入金することをおすすめします。
出金もLINE Payの場合は手数料なしとなっています。
銀行口座へは200円の手数料が掛かるので注意が必要です。
LINE証券の出金先はLINE Payだと無料、銀行口座だと216円。LINE Payと変わらない。彼らは証券をまた一つの金の入り口と考えているようだ。でも確かに金融リテラシーが低い人は残ったLINE Pay残高でちょっとだけ投資してみようかな、と思うのかもしれない。スプレッドもガッツリ取ってるんですけどね…
— 下東尚皓 (@NaohiroShimoto) 2019年9月5日
取引手数料が無料
LINE証券の取引における手数料は無料となっています。
ただしスプレッドと呼ばれるコストが含まれるため、実質的には無料ではありません。
各銘柄の価格にスプレッドを上乗せして提示されることになります。
そのスプレッド自体は0.05%で業界最安水準(10/5以降は0.2%)ですので、コストを気にせず取引できることが魅力です。
※17:00〜21:00の取引は0.5%(10/5以降は1.0%)
信用取引もできる
LINE証券では信用取引(制度信用のみ)も可能となっています。
現物取引と同じく、取引手数料は0円です。
金利は2.80%・貸株料は1.15%と、どちらも業界最安水準であることが魅力です。
信用取引は手持ちの資金約3倍の売買を行えることメリットですが、手持ち資金以上の損失となる場合もあるため、取引経験を積んでからはじめるようにしましょう。
あぶねー
LINE証券、信用取引開始してるんな💦
私みたいなギャンブラーに信用取引させたら破滅に向かうわ。
とりあえず貰った株式で遊ぼう。 pic.twitter.com/1TjT9KWxUK— ぬぬぬ。 (@afterafter44444) 2020年5月21日
株主優待や配当が受け取れる
様々な商品・サービスをもらえることから人気の株主優待ですが、付与条件を満たしていれば受け取ることが可能です。
ほとんどが100株以上保有しないと受け取れませんが、中には1株(端株)保有でも優待がもらえる銘柄も存在します。
銘柄 | 保有株数 | 優待内容 |
---|---|---|
日本電産 | 1株以上 | ・日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね 無料入館リーフレット ・来館時5,000円以上の商品を購入した場合、購入価格の10%割引 |
取り扱い銘柄の中では上記1社のみですが、端株投資の人気拡大から今後増加する可能性があるでしょう。
さらに銘柄によっては長期保有者限定の優待に、1株(端株)保有でも対象となる場合もあるので活用することができます。
また1株以上保有すれば配当金が受け取れます。
配当金は1株毎に設定されているため、配当金狙いの投資がしやすくなっています。
銘柄 | 配当金 (1株あたり) | 配当利回り |
---|---|---|
日本たばこ産業 | 154円 | 6.91% |
SUBARU | 144円 | 5.15% |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 25円 | 4.98% |
上記が主な取引可能な高配当銘柄となります。
配当利回りの高い銘柄に絞って投資を行えば、高配当ポートフォリオを構築することも可能です。
今日は9月の権利確定日でしたね。
9月権利確定日の銘柄をいくつか保有しているので配当金が楽しみです。
始めて配当金をもらったのは、LINE証券の初株キャンペーンで貰った国際石油開発帝石からでした。少しだったけどとても嬉しかった。
この気持ちを忘れずに、配当金収入を増やしていきたいです
— きい@節約×投資で資産形成 (@kii_202429) September 28, 2020
投資信託も取り扱い開始
今まで株式のみの取り扱いでしたが、この度投資信託の取り扱いもスタートしています、
購入手数料はすべて無料です。
100円から1円単位で買付することができ、少額投資に最適な環境が整っています。
ラインナップはアクティブ運用の「ひふみプラス」をはじめ、インデックスファンドの「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」等を扱っています。
今後は積立機能も予定しているとのことですので、さらなるサービス拡充に期待しましょう。
LINE証券で投信も取り扱い始めるのか。取引手数料0とかウリにしてるっぽいけど、元々ノーロードのものばかりなのに何言ってるのって感じだなw ただ、ブル・ベアが無料はお得感ある。
— れうす (@reus_747) 2019年11月28日
LINE証券のデメリット
投資可能な銘柄が限られている
LINE証券で取引できる銘柄は、メリットでもお伝えしたとおり215銘柄のみとなっています。
一方現在国内に上場している銘柄は4,000銘柄以上にも及びます。
有名企業に絞っている点はメリットになりますが、それ以外の銘柄に投資したい場合にできないことが欠点となります。
例として運営会社の「LINE」と「野村ホールディングス」は省かれています。
もっと多くの会社に投資したい場合は、ネット証券の楽天証券やSBIネオモバイル証券などを利用しましょう。
9月いっぱいでFXの目標利益50万円達成したので一旦終了。税金分引いた40万円ちょっとで日本株購入。
SBIネオモバイル証券で32銘柄に分散。こりゃいいわ。LINE証券は買える銘柄が少ないからまだまだ相手にならない。— 栄二一型 (@toushika05) 2019年10月10日
1注文あたりの発注上限がある
LINE証券では1注文における発注上限数量が設定されています。
個別銘柄が上限500株、ETFが500口の上限となっています、
それ以上は注文できないため、まとまった金額の買付には不向きのサービスと言えます。
明日も前場の引け前にWインバースにINして後場引け前に利確すれば勝ちそうだけどLINE証券のETFは500株以上一度に動かせないし昨日、今日みたいに後場は売りしか出来ないというクソ規制が付くから結局ホールドしか出来ないw#LINE証券
— ミニミニ (@ghXO87fqwYVN3e0) April 2, 2020
LINE証券の口コミ
少額から株式投資ができるときいて、LINE証券始めてみたけど、
320円のyahooの株を一株買うのに、
354円払わないといけないんだけど高くないすか?笑10%以上増されてる笑
もうちょっと安かったら手軽にできるんだけどな〜。 pic.twitter.com/noQZkHRb2l
— 暇モアイ🗿 (@himamoai) 2019年9月13日
LINE証券か…興味あるな
数百円単位で取り引き出来るなら資金をダブつかせなくて良いし、他分野にも分散投資出来るから小回りが利く
— アクセスコードは…“Ω&Α” (@ZX25Ex) 2019年8月25日
LINE証券、中身はまだ精査できてないのだけど、貯まってるLINEPay残高の有効活用になるなら積極的に使ってゆきたい
— マイモ (@mimo_invest) 2019年8月22日
ラジオNIKKEIでもLINE証券の話題。100円分でも若い人が株を買うと企業のことを調べたりするからいい傾向だって話してる。3分で開設可能、ポイントでの購入も。間違いなく広がる。
— 佐藤 彩 | Aya Sato (@kimimachi1977) 2019年8月22日
LINE証券のキャンペーン
最大3株分の購入代金をプレゼント
期間中にLINE証券を口座開設してクイズに答えるだけで、最大3株分の購入代金をプレゼント。
1問正解で2株分、2問正解で3株分がもらえます。
【開催期間】2020年3月5日~終了日未定
LINE証券開設して、3株頂きました🙌
【1株購入マイルール】
水筒持参&ランチを500円以内の日は1株購入する事にしてみます✨節約するのが楽しみになりそうです🎵
— リゲイン🍓投資初心者 経済的自立目指して👍 (@Regainara4) September 29, 2020
LINE証券の評価まとめ
LINE証券ですが、1株から少ない資金で気軽に株取引をはじめられることが評価されています。
平日21時まで取引が可能なので、サラリーマンの方でも時間を気にすることなく投資できます。
現在は株取引のみですが、今後投資信託や他の投資商品も取り扱う可能性があるとのことです。
取引できる銘柄数も順次拡大する予定です。
どちらかというと初心者向けのサービスであり、投資に少し興味があるけど通常の株取引はハードルが高いと感じている方に最適なサービスとなります。
LINE証券なら数百円から投資できますので、ちょっとしたお小遣い稼ぎを目指して投資に慣れることが可能です。
口座開設もLINEアプリから簡単に行えますので、この機会に投資デビューをしてみてはいかがでしょうか。